小野レディースクリニック

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一般不妊治療

一般不妊治療

体外受精・顕微授精と言ったいわゆる高度不妊治療が行われるようになったので、従来からの不妊治療を一般不妊治療と呼んで区別しているだけです。いい卵胞を育て、妊娠しやすいタイミングを指導していきます。
決して低度不妊治療では無く、不妊原因を探り、それを解決するために創意工夫を必要とします。
むしろ私たちの力の見せ所と思っています。
「令和4年4月以降 一般不妊治療にも保険適用が認められた薬剤や処置があります。
新たに保険適用になった薬剤:レトロゾール メトフォルミン
新たに保険適用になった処置:人工授精

タイミング法

不妊治療の基本中の基本です。

排卵に近い最も妊娠しやすい時期を,超音波検査で卵胞の様子を見ながら指導します。

薬物療法

タイミングを合わせると言っても、それに見合った適切な卵胞が発育していることが必要です。
そうした良い卵胞発育の為に当院では、下記の様な経口剤を単独または他の薬物と組み合わせて使用します。

クロミッド(一般名:クロミフェンクエン酸塩)
レトロゾール(今回 保険適用になりました)
メトフォルミン(今回 保険適用になりました。多嚢胞性卵巣の排卵誘発に使用)
漢方: 当帰芍薬散
    温経湯
    芍薬甘草湯 その他

注射療法

飲み薬で効果がない、または効果が少ない場合、注射剤を併用、または単独使用していきます。 注射での排卵誘発は、直接卵巣に働きかけます。作用は強力です。 反面 多胎妊娠や卵巣の過刺激が起こりやすいので、慎重に見ていく必要があります。

人工授精

人工授精は、排卵のタイミングに合わせて、採取していただいた精液から精子を洗浄し その濃度を高め、そうした処理精液を子宮内に細いカテーテルで送り込みます。
痛み等は まずありません。(詳しくは、実施前にパッフレットをお渡しして説明いたします。また同意書を戴きます)
お仕事をお持ちで お忙しいご夫婦には、時間的な問題があると思います。
しかし努力は報われますので頑張ってください。
この洗浄・濃縮人工授精は 令和4年4月より保険適用になりました。

「不妊治療の保険適用関する支援について」

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