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Infertility

一般不妊治療

  体外受精・顕微授精と言ったいわゆる高度不妊治療が行われるようになったので、従来からの不妊治療を一般不妊治療と呼んで区別しているだけです。
いい卵胞を育て,妊娠しやすいタイミングを指導していきます。
決して低度不妊治療では無く、不妊原因を探り,それを解決するために創意工夫を必要とします。むしろ私たちの力の見せ所と思っています。

タイミング法

写真 不妊治療の基本中の基本です。

排卵に近い最も妊娠しやすい時期を,超音波検査で卵胞の様子を見ながら指導します。

薬物療法

写真 タイミングを合わせると言っても、それに見合った適切な卵胞が発育していることが必要です。
そうした良い卵胞発育のために当院では、下記のような経口剤を単独、または組み合わせて使用します。
セキソビッド(一般名:シクロフェニル)・・軽度排卵障害に
スパクロミン(一般名:クロミフェンクエン酸塩)・・排卵障害に広く用いられています
メトリオン(一般名:メトホルミン)・・・多嚢胞性卵巣でインシュリン抵抗性が認められた場合
当帰芍薬散(漢方)
温経湯  (漢方)
芍薬甘草湯(漢方)

注射療法

写真 飲み薬で効果がない、または効果が少ない場合、注射剤を併用、または単独使用していきます。
注射での排卵誘発は、直接卵巣に働きかけます。作用は強力です。
反面 多胎妊娠や卵巣の過刺激が起こりやすいので、慎重に見ていく必要があります。当院では、下記のような注射排卵誘発剤を使用しています。
フォリルモン150単位、フォリルモン75単位(HMG製剤)
HMGテイゾウ150単位、HMGテイゾウ75単位(HMG製剤)

人工授精

 人工授精とは、簡単に言えば、排卵直前の良いタイミングに、精子を子宮の中に細いカテーテルで送り込む方法です。当院の人工授精の成績は、多分日本でトップクラスであろうと自負しています。
こうした好成績を得る為の理由は簡単ですが、実行は難しいものがあるのです。 まず良い卵胞を作る(経口/注射の排卵誘発剤使用)、土日祭日を問わずベストのタイミングをエコーで見ていく。ベストの日が決まれば、それが土日祭日であろうと人工授精を実施する。これに尽きます。
こう書けばお分かりのように、医療側にとっては 土日祭日返上しなければならないし、遠方の方や、お仕事を持って忙しい患者様には、時間的な問題があるかと思います。しかし努力は報われますので、お互い頑張りましょう。

先ずは ○男性側の因子
 精子の濃度や運動率が不良の場合に行います。
次に ○女性側の因子
 排卵前の透明な分泌物(子宮頸管粘液)が少ない場合に行います。
 性交後試験で頸管粘液の中の精子が少ない場合に行います。
 抗精子抗体がある場合にも行うことがあります。
 (これらは精子が子宮頸管内を通過しにくいことを意味します。)
次に 以上のような場合以外でも
 タイミング良く夫婦生活はあるのに、なかなか妊娠しない(ある意味の原因不明不妊)
 と言う方に、人工授精をお勧めする場合があります。これは、検査では問題無いけれど
 人工授精をしてみたら妊娠したと言うことが実際によくあるからです。
  

従来からの方法
 以前から行われていた方法です。人工授精施行日に,当院でお渡しした専用容器に精液を採取
 して持参していただき、その原液の一部を直接子宮腔内に注入します。施行後、おなかが少し
 痛くなる頻度が高いことと、細菌感染が起こる可能性が少しあります。(料金4,000円)
洗浄・濃縮人工授精
 持参していただいた精液を,培養液と混和しさらに遠心分離機でパーコールと言う液層を
 通して,元気な精子だけを集めます。この方法は、精漿を取り除き、運動精子を多く集める
 ことが出来ますので、洗浄・濃縮人工授精と言います。
 精子濃度の不良の方には、この方法が非常にいいと思います。
 また感染の可能性や腹痛の頻度が,非常に少なくなります。(料金10,000円)
 料金に多少の差がありますが、一般的には洗浄・濃縮人工授精がお勧めです。